映画『グリーンブック』レビュー ★★★★

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あらすじ

 1962年、ナイトクラブの用心棒をしているトニー・バレロンガ(ヴィゴ・モーテンセン)は、今夜もトラブルを起こす客を店の外に叩き出している。

 そんななか、突然クラブの改装が決まり、2か月間仕事にあぶれてしまうことになる。
生活にも困っていたところに、なんとか運転手を探しているという情報を入ってきた。

さっそく指定された場所へ向かうと、そこはカーネギーホールの2階。

そして依頼人は、そこに住んでいる黒人の天才ピアニスト ドクター・ドナルド・シャーリー(マハーシャラ・アリ)だった。

南部のコンサートツアーに、運転手兼用心棒として同行してほしいというオファーだったが、黒人に偏見を抱いていたトニーは、そのオファーを即答で断ってしまう。

 ただいったんは断ったオファーだったが、妻や子供たちのためにしぶしぶ承諾することに・・・。

作品データ

  • 製作年/製作国/上映時間:2018年/アメリカ/130分
  • キャスト:ヴィゴ・モーテンセン/マハーシャラ・アリ/リンダ・カーデリニー/ディメター・マリノフ
  • 監督:ピーター・ファレリー
  • 脚本:ニック・ヴァレロンガ/ブライアン・ヘインズ・カリー/ピーター・ファレリー

レビュー

 ”行こうぜ、相棒。 あんたにしかできないことがある。”

 つい先日、第91回アカデミー賞が発表された。

そこでここはぜひアカデミー賞を受賞した映画を観ようと思い、見事作品賞・助演男優賞・脚本賞の三部門を受賞した『グリーンブック』を久しぶりの劇場で観賞。

 この物語は実話で、トニーの息子のニックが子どもの頃に聞いた話がもとになっているんだけど、やっぱりこういう反目しあう二人が旅をするロードムービーって抜群に面白い。

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 始まってからずっと、この作品は絶対に素晴らしい作品になってるという言葉が繰り返し溢れてくる

 最初喋り方やら食べ方とか、やたらガサツなトニーにダメなやつという感情を抱いてしまうんだけど、この物語はそんな偏見を一番嫌っていたドクが、一番偏見を持っていたのは自分自身だったということを、そのニックに気づかされるというところがいいんだよねえ。

 テーマは偏見と差別。

そんなシリアスなテーマを、二人のコミカルなやり取りを織り交ぜながら、観る者に突きつけてくる。

人は第三者的に人が誰かを差別しているということは認識できるんだけど、自分自身にあってはその自覚が薄れている。

それは偏見や差別というものは、普段の生活の中や、家族の会話の中でさえ、無意識に染み込んでいるものだから。

 周りの環境から長年植えつけられた偏見を自覚するとともに、その偏見を取り去った後に共有する心の温もりが胸にしみる

ラストシーンまで完璧の素敵な作品だった。

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 あと本作とは関係ないんだけど、この久しぶりの劇場で、思いがけず拍手をしたくなった場面がいきなり訪れた(実際は周りにわからないように小さく拍手してたんだけど)。

本編が始まる前、スクリーンにだらだらとCMが流れた後に、予告編がいろいろ流れるんだけど、その中でクリント・イーストウッド主演の「運び屋」の予告編が始まった。

そこでなんといきなり「ダーティ・ハリー」の名シーンが流れたんだよ。

あの伝説のハリーの雄姿が大スクリーンで。

テレビ画面でしか見たことのないあのハリー・キャラハンの姿が、大スクリーンで一瞬でも見れたことに大感激、やった~!  

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