映画『或る夜の出来事』レビュー ★★★★

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あらすじ

 大富豪の令嬢エリー(クローデット・コルベール)は、女ったらしのウェストリーとの結婚を父親に反対され、閉じ込められていたヨットから、海に飛び込み家出をする。

父親はすぐに探偵たちを雇い娘の行方を探るが、エイリーは鉄道や飛行機を避け、お嬢様がまさか乗らないだろうという長距離バスに乗り込み、探偵たちをうまく出し抜くとニューヨークへと向かった。

そのバスの車内で偶然隣の座席に座ってきたのが、失業中の新聞記者ピーター(クラーク・ゲーブル)だった。

 バスが休憩所に停まると、エリーは外でタバコを吸っている最中に、鞄を盗まれてしまう。
切符は持っていたが所持金が4ドルしかないと途方に暮れるエリーに、ピーターはバス会社へ連絡して弁償してもらえというが、自分のことは放っておいてくれと言い捨てる。

 次の休憩地でエリーはバスに乗り遅れてしまう。

作品データ

  • 製作年/製作国/上映時間:1934年/アメリカ/105分
  • 監督:フランク・キャプラ
  • 脚本:ロバート・リスキン
  • 原作:サミュエル・ホプキンス
  • 音楽:ルイス・シルヴァース
  • キャスト:クラーク・ゲーブル/クローデッド・コルベール/ウォルター・コノリー/ロスコー・カーンズ

レビュー

 アカデミー賞の作品賞・監督賞・主演男優賞・主演女優賞・脚色賞の主要5部門を独占したフランク・キャプラ監督の傑作ラブ・コメディ『或る夜の出来事』を観る。
1934年の作品とかなり昔の映画であり、ハリウッドスタジオシステム黄金期の名作ですね。

 かの『モダン・タイムス』が1938年だから、そこからさかのぼること2年、何が凄いってこの時代にこんなお洒落なラブ・コメディが存在していたとは驚きだった。

 ストーリーは大富豪のわがまま娘エリーが惚れた男との結婚を父親に反対され、家出するというところから始まる。
鉄道や飛行機を避け、裏をかいて長距離バスに乗り込み、父親が雇った探偵たちをうまく出し抜いていく。
そこで偶然乗り合わせた失業中の新聞記者ピーターは、特ダネの匂いをかぎつけこの娘の家出を手伝うことに。
二人は初対面から意地を張り合いながらも旅を続け、やがて・・・。

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 昔のラブ・コメディといったら私の大好きなビリー・ワイルダー監督の作品がまず浮かんでくるが、それでも1950年代から1960年代の作品だから本作はホントに驚きです。

このジャケット写真はクラシック映画の名作としてよく目にしたことはあったけど、このタイトルといいこの写真といいまったくラブ・コメディの雰囲気がなく、ずっとスルーしていた作品だった。

 とにかく主演二人の掛け合いが絶妙で、なんともユーモラスでありながらもオシャレだった。
わがまま娘を演じるクローデッド・コルベールの生意気だった表情は次第にとっても可愛い顔に移り変わり、クラーク・ゲーブルの顔はまだ『風と共に去りぬ』ほど渋さはなく、正直いってサーカスの団長のようでしたが、やがてその顔もハンサムでかっこよく変わっていく。

気分はまさにビリー・ワイルダーの映画を観てるような心地よさ。

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 ただラストがえらくあっさりしていて、私はしばし唖然となる。
昔の映画はエンドロールもありませんから、青画面をしばらく見つめていました。

 しかしたまに観るクラッシック映画は、人々が無垢で善意に溢れてた時代を感じることができ、おもわずセンチメンタルな気分にもさせられる。

そしてそこにはややこしい設定もなく、ややこしい人物も登場せず、純粋に物語に心をゆだねている自分がいる。

 クラシックの有名な名作ですが、ラブ・コメ好きの私にとっては掘り出し物の一本になりました。

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