映画『鳥』レビュー ★★★★☆

出典元:https://www.amazon.co.jp/

あらすじ

 婚約者のミッチ(ロッド・テイラー)に会いに、ボデカ湾にやって来た社長令嬢のメラニー(ティッピー・ヘドレン)。

内緒で彼の屋敷に小鳥を届けた彼女だったが、突然一羽のカモメに襲われる・・・。

作品データ

  • 製作年/製作国/上映時間:1963年/アメリカ/120分
  • 監督:アフレッド・ヒッチコック
  • 脚本:エバン・ハンター
  • 原作:ダフネ・デュ・モーリア
  • キャスト:ティッピー・ヘドレン/ロッド・テイラー/ジェシカ・ダンディ/スザンヌ・プレシェット

レビュー

 ヒッチコックのパニック映画の傑作『鳥』を観る。この映画ももう何回観ただろう。

ヒッチコック作品も、廉価版のブルーレイが発売されるようになったので、早速購入し、久しぶりに観ることに。

やっぱりこの作品何度見ても面白い。私の大好きな作品なのだ。

 オープニングは美しくてちょっと気の強い社長令嬢と、正義感が強くまじめそうな男がバードショップでコメディチックに出会うという、ちょっと意外なほどほのぼのな幕開けで始まる。

鳥に襲われる映画だと構えている観客は、大いにはぐらかされ、同時に鳥はいつ襲ってくるのか、まだかまだかとじらされる。

そこへ意外な場面で、突然一羽のカモメが襲ってくる。

そして家のドアにぶつかって死んだり、電線にたくさんのカモメが止まって鳴いていたりと、次第に不吉な前兆が重なっていく展開に、じわじわと恐怖度が増していく

何度も見てるのに、そこからはもうラストまで釘付け。

ヒッチコックの巧みなカット割りやアングルなどの映像テクニックに、不意に突きつけられる恐怖演出が、とにかく素晴らしくサスペンスを掻き立てる。

特に学校へ恋人の妹の様子を見に行った女性が、校庭で待っているベンチの後ろにあるジャングルジムに、一羽、また一羽とカラスがやってくるシーンがもう最高。

観客はやばいぞやばいぞと見てるんだけど、女性は全然気が付かないんだよね。

で、やっと一羽の飛んできたカラスを目で追って振り向くと、ジャングルジムにはもうカラスがびっしりとまってる。

もうゾウゾク~って感じ。

ラスト近くで女性が襲われるシーンは、「サイコ」のシャワーシーンのように短いカットの連続で、しかも音楽はなくただ羽音だけなんだけど、そこを執拗に撮り続けるんだよね。

もうただただ息がつまりそうになる。

まさしくどのシーンをとっても完璧であり、名シーンなのだ。

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 どうして突然鳥が襲ってくるのか理由がわからない、なんてやぼなことを聞く方がいますが、この分からないところが不気味であり、そこにおおいに恐怖を感じるのんですよねえ。

だからラストにもその謎は大いに効いてくるし、どこまで広がっているかわからない状況に、観終った後もいつまでも不気味な余韻を残します。

特典映像のメイキングについて

 このBlu-rayの特典映像に貴重なメイキングが入ってるんだけど、やはり鳥の扱いが大変だったみたいですね。

鳥が飛び立たないように、足に磁石をつけたり、中には足を服に結んで撮影したなどの裏話も楽しいです。

 そしてそのメイキングに登場する、もうずいぶん高齢であろう主演のティッピ・ヘドレンの美しさにも驚いたけど、当時を振り返り、襲われるシーンがあまりにも過酷で気を失ってしまい、代役を立てたシーンがあったというエピソードを紹介されてます。

今はなんでもCGで出来ちゃうけど、昔の女優さんは大変だったんでしょうねえ。

私はヒッチコックの作品を観るたびに、彼はブロンドの美しい女優を追い詰めることに快感を感じていた人なんじゃないかと思っちゃうんだけどなあ。

ほんとのところどうなのか、どなたか知ってます?

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「鳥」はアルフレッド・ヒッチコックのサスペンスドラマの最高傑作だ。美しいブロンドの女性メラニー・ダニエルス(ティッピー・ヘドレン)が、婚約者のミッチ・ブレナー(ロッド・テイラー)に会いにボデガ・ベイに...

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