あらすじ
エルム街で繰り返された悪夢の惨劇から10年の月日が流れていた。
いつしか忘れ去られてしまい、そのパワーを無くしてしまったフレディは、街の人々に再び恐怖をもたらすために、もう一人の殺人鬼ジェイソンの夢の中にいた。
よみがえったジェイソンは、フレディの思惑通りに街の住人たちを恐怖に陥れていった。
しかし、ジェイソンの無軌道な殺戮は、いつしかフレディの邪魔になっていく・・・。
作品データ
- 製作年/製作国/上映時間:2003年/アメリカ/98分
- 監督:ロニー・ユー
- 脚本:マーク・スウィフト/ダミアン・シャノン
- 音楽:グレーム・レヴェル
- キャスト:ロバート・イングランド/モニカ・キーナ/ケン・カージンガー/ジェイソン・リッター
レビュー
「エルム街の悪夢」対「13日の金曜日」。
一昔前のホラー映画全盛時の最強最悪のキャラクターの夢の対決『フレディVSジェイソン』を観る。
まさかほんとに実現してしまうとは、そのタイトルだけでワクワクしてしまう。
そんなにホラー好きでもないんだけど、なぜかどちらの映画も怖いもの見たさで、結構見てるんだなこれが。
シリーズ化され、回を重ねるごとにマンネリ化し、消え去っていった人気キャラクターの復活。
出来は期待しないが、やはり見てしまうんだなあ~^^
この手のVSものは、「エイリアンVSプレデター」など大抵は中途半端になってしまうものだが、この作品はなかなかの出来だった。
ドSなフレディに問答無用のジェイソンの暴れっぷりも素晴らしく、納得のストーリーも面白い。
まあピンでやった作品の時の、あの現れるだけで発する恐怖のインパクトには、やはり敵わないが、それぞれの特徴というか魅力は十分引き出してたと思う。
特に今回のフレディはカッコよささえ漂わせてた。
監督のロニー・ユーがメイキングで、原点に帰ることと、今時のCGや短いカットでよくわからない戦いではなく、じっくりと見せることを意識したと語っていた。
ラストの二人の血しぶきが飛び交う凄まじい対決シーンは、まさしくえげつなさが最高に爆発し、もはや苦笑いするしかなかった(笑)
これだよこれ!
まさしくこの真っ向勝負のド突き合いが見たかったのだあ!!
ホラー映画で大切なものは?
殺人鬼のキャラクターも重要だが、それにも増して大切なことがもう一つある。
この要素で作品の出来が大きく変わってしまう。
それは最後まで酷い目にあい続けるヒロインが魅力的であるかどうか。
本作のヒロインのローリ役を演じたモニカ・キーナがいい。
グラマラスなボディに似合わないキュートな顔立ち。
先日ビデオを借りてみた「0:34」のヒロインとえらい違い。
本作出演を期にさぞかし人気が出ただろうとちょいと調べたら、その後はトミー・リー・ジョーンズ主演の「チアガールvsテキサスコップ」なる映画一本という寂しさ。
しかも何の因果かまたまたvsものとは(^^;)
あと「あなたが寝てる間に・・・」で、ビル・プルマンの妹役で出てたとのこと。
あとでちょっとみてみよう~っと。
それから映像特典に収録されていた、劇場未公開の別エンディングと、フレディvsジェイソン対戦前記者会見はなかなかの儲けものだった(笑)
最後に本作はくれぐれも食事前には観ないように・・・。
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