あらすじ
惑星ラ・ムー、妻のライラと娘ジンとともに帝国から身を隠すように暮らしていた科学者ゲイレン・アーソのもとに、ついに帝国軍のシャトルが降り立つ。
いち早く危機を察知したゲイレンはジンを遠く逃がすが、心配で戻ってきたジンの目の前で、ライラは帝国軍に殺され、ゲイレンも究極兵器開発のため連れ去られる。
一人洞窟の中に隠されたシェルターに身をひそめていたジンは、反乱軍のソウ・ゲレラによって救出される。
それから数年後、ジンは帝国軍に拘束され、惑星ウォバニの強制収容所へと護送されていた・・・。
作品データ
- 製作年/製作国/上映時間:2016年/アメリカ/133分
- 監督:ギャレス・エドワーズ
- 脚本:クリス・ワイツ/トニー・ギルロイ
- 音楽:マイケル・ジアッチーノ/ジョン・ウィリアムズ
- キャスト:フェリシティ・ジョーンズ/ディエゴ・ルナ/リズ・アーメッド/ベン・メンデルソーン
レビュー
“希望は、死なない――。”
今年一発目の劇場観賞作品はやっぱり『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』だ。
長年この「スター・ウォーズ」シリーズをすべて劇場で観たものにとっては、これはもう見届けることは義務なのだ。
嬉しいことに泣けるなんてレビューも出てるし、エピソード7の物足りなさを早く解消もしたかったし、もはや観るしかない。
エピソード3から4の間に起こったサイドストーリー。
あのデス・スターの設計図が革命軍の手に渡るまでに、こんな激しい戦いが繰り広げられ、多くの名もなき戦士たちの血が流されていたんだと思うだけで、もう熱いものがこみ上げてくる。
特にエピソード7で不満だった、主人公の背景がしっかり泣ける話になってて感情移入しやすく、戦闘シーンも「帝国の逆襲」のように迫力のある臨場感でドキドキさせてくれるし、久しぶりにスター・ウォーズの世界にどっぷり入り込めた実感がある。
そして革命というものは、決して綺麗ごとばかりじゃないというダークサイドを垣間見せるシーンは、シリーズを通しても際立っており、作品のステータスを上げている。
さらに絶対合間合間にお馴染みのキャラクターが出てくると思いながら観ているファンの期待を、ちょこちょこと満たし、最後に満を持して現れるダース・ベイダーの雄姿にスターウォーズ魂はMAXに。
ドアが上にスライドし、赤いライトセーバをかざして現れるあの暗黒のシルエットに思わず拍手である。
素晴らしい。
エピソード7に続き、くしくもどちらもヒロイン主役となったが、私は断然けなげで意地らしいフェリシティ・ジョーンズ演じるジン・アーソが好みである。
他にもいろんな魅力的なキャラクターが登場するんだけど、やはりあくまで単発のエピソードなので、それぞれの素性を深く掘り下げられないのが残念だった。
そんな中やはりひときわ目立っていたのがドニー・イェン演じる盲目の戦士チアルート。
流石のキレキレのカンフーアクションもカッコいいが、物語の中唯一フォースを感じさせるキャラクターというのがいい。
あと1000円もするパンフレットを見てやっと気が付いたんだけど、ソウ・ゲレラを演じていたのがあのフォレスト・ウィテカーだったとは驚いた。
じゃあもっといいエピソードを入れてやんなきゃあ。
ロボットのK-2SOについては、あの見せ場のために登場させたという狙いが見え見えなんだけど、やはり彼らはいつもいい仕事をします。
そしてラスト・・・。
はあ~、やっぱりこういう結末になってしまうんだなあ。
そして切ない余韻を楽しむ間もなく、驚きのあの姫が登場。
あらためて去年の12/27に急逝してしまったキャリー・フィッシャーさんのご冥福をお祈ります。
今また、すぐにエピソード4「新たなる希望」を観たくてたまらなくなっている。
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