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映画『X-MEN:ファーストジェネレーション』レビュー ★★★★

出典元:https://www.amazon.co.jp/

あらすじ

 第二次世界大戦中ナチスの強制収容所で、突然ミュータントとしての能力を発揮したエリックに目をつけたセバスチャン・ショウは、その能力を手に入れるため、エリックの母を目の前で射殺してしまう。
エリックは怒りと悲しみで、金属を自由に操る力を解放する。

一方裕福な家庭に育ち、名門大学に通っていたチャールズのもとに、ある日CIAの女性エージェントのモイラが現われる。
彼女の依頼を、テレパシーにより読み取ったチャールズは、邪悪なミュータント達の存在を知る・・・。

作品データ

  • 製作年/製作国/上映時間:2011年/アメリカ/131分
  • キャスト:ジェームズ・マカヴォイ/マイケル・ファスベンダー/ケヴィン・ベーコン/ジェニファー・ローレンス
  • 監督:マシュー・ヴォーン

レビュー

 若き日のプロフェッサーXとマグニートを描いた「X-MEN」の待望の最新作『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』を劇場にて鑑賞。

大ヒットした前シリーズ3部作で、続編は作られないという話だったと記憶するが、よくあるパターンだけどビギニングもので帰ってきた。
このシリーズ好きだったので素直に嬉しい(^^)

 友達だった二人がどうして袂を分かち、プロフェッサーXとマグニートとして闘うことになったのか。

第一作目の冒頭で、古い友達と語っていた二人のシーンがあり、ファンであれば誰もが見たかった二人の出会いのエピソード。

二人の人となりというかミュータントなりを、じっくりと深く掘り下げたドラマは実に見応えがあり、力を制御しきれないエリックを優しくサポートするチャールズの姿には、思わずジーンとしてしまった。
そうそう、こういうシーンが見たかったんだよねえ。

X-MENのテーマでもある、迫害されるマイノリティ達の悲しみや怒りは、本作の段階ではまだミュータントがあまり世間では知られていなかったという設定もあり、コミック・ヒーローものとしてはシリアスすぎるほどシリアスだった前シリーズと比べて、随分明るいX-MENになっていた。

さらに私にはまさかのジェームズ・マカヴォイの起用により、ユーモアもありスマートで明るいチャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX)の変貌ぶりは、満足度100%でとっても楽しく見ることができた。

しかしこのジェームズ・マカヴォイって、ほんといい雰囲気を醸し出す俳優さんです。
何年か後にはパトリック・スチュワートになってしまうんだけど、チャールズに相当大変なことが起こるんでしょうね(笑)

憎しみの影をにじませるエリック・レンシャーのマグニートも、いい感じです。

二人の熱い友情にキューバ危機を交えた怒涛の展開は、緊迫感もあり素晴らしい完成度で見せてくれたが、ただねえ、このドラマの部分はとってもよかったんだけど、肝心のミュータント同士の戦いが、意外に盛り上がらないんだよなあ。

やはりウルヴァリンのように、直接ぶつかり合う肉弾戦の方がリアルであり、はるかに見応えがある。
手も使わずに物を動かしたり、ただ空を飛んでるだけでは、CGばかりでなんだか違和感があり、アクション自体が大味な作りになってしまうことで、結局しらけてしまった。

そして本作のメインでもあった、二人を引き裂くものが、まだ足りなかったんじゃないかなあ。
もっと決定的なシーンを入れることも、できたんじゃないかと思うんだけど、ちょっとあっさりしすぎ。

原作ではチャールズは、モイラと恋に落ちてしまうんだけど、あくまでも人間を信じようとするチャールズに、このエピソードだけはしっかり描いて欲しかった、残念。

それでもまったく新しい魅力を見せてくれた本作も、私はシリーズ化して欲しいなあ(^^)

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