1946年6月2日、スウェーデンのストックホルム生まれ。
歯科医の父親がアマチュア映画作家だったという影響を受け、子供の頃から8ミリ映画作りに熱中し、音楽学校在学中に製作したポップ・ミュージック・グループの16ミリ作品が評価され、その音楽映画はＴＶで放送されてプロの世界に。
75年の「ガイ・アンド・ギャル」で映画監督デビュー。
77年にスウェーデンの人気グループ”アバ”を題材にした『アバ・ザ・ムービー』が世界的にヒットし注目される。
85年の「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」でゴールデングローブ賞外国映画賞を受賞し、アカデミー監督賞候補にもなり、国際的な監督の地位を手に入れた。
また『サイダーハウス・ルール』は第27回アカデミー賞で主要7部門にノミネートされ、助演男優賞、脚色賞を受賞。
その作品は時に悲劇的でありメルヘンチックである。
そしてなにより爽やかな透明感に溢れている。
妻は自身監督作の『ショコラ』にも出演していた女優のレナ・オリン。
ラッセ・ハルストレム 監督映画 おすすめ5選
私の独断と偏見で、ラッセ・ハルストレム監督の大好きな作品を選んでみました。
マイライフ・アズ・ア・ドッグ
製作年/製作国/上映時間：1985年／スウェーデン／102分
おすすめ度 ★★★★☆
12歳の少年イングマルは、病気で寝たきりになったママと、意地悪ばかりしてくる兄との3人で暮らしだったが、日に日に病状が悪化していくママの療養のために、イングマルは一人遠くガラス工場のある小さな町の、グンネル叔父さんの家に預けられることになる。
大好きなママと愛犬のシッカンとの別れは辛かったが、新しい地で住人たちの出会いとおおらかに過ごす日々は楽しく、早くこの町での出来事をママにお話ししてあげたがったが、久しぶりに戻った家ではママの病状はさらに悪化し、とうとう入院することになる・・・。
悲しみを乗り越えて成長する少年の姿を、センチメンタルはあまり好きじゃないというハルストレム監督が、優しさに溢れる眼差しで瑞々しく映し出していく。
ギルバート・グレイプ
製作年/製作国/上映時間：1993年／アメリカ／118分
おすすめ度 ★★★★☆
サイダーハウス・ルール
製作年/製作国/上映時間：1999年／アメリカ／131分
おすすめ度 ★★★☆
ショコラ
製作年/製作国/上映時間：2000年／アメリカ・イギリス／121分
おすすめ度 ★★★★
僕のワンダフル・ライフ
製作年/製作国/上映時間：2017年／アメリカ／98分
おすすめ度 ★★★☆
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