監督『ティム・バートン』おすすめ監督作品

　1958年8月25日、米・ロサンゼルス生まれ。

　少年時代からコミックやアニメが大好きだったことで、高校卒業後、ディズニーの奨学金を得てカリフォルニア芸術大学でアニメを学び、ディズニー・スタジオに入社する。

81年「きつねと猟犬」などにアニメーターとして参加した後、82年に自身で脚本も書いた6分の短編映画「ヴィンセント」で初監督として製作。

84年の「フランケンウィニー」は業界内で評判となり、ポール・ルーベンスから自身が主演する「ピーウィーの大冒険」の監督オファーを受け、85年に公開されると低予算ながら本国アメリカでヒットとなる。

（12年の「フランケンウィニー」は、84年の同名作品のリメイク）

88年の「ビートル・ジュース」のヒットで注目され、翌89年の「バットマン」で、「スーパーマン」とは全く違うアメコミヒーローを誕生させ、独自の映像センスにダークな世界は、多くのファンを魅了した。

まあ主役に、「ビートル・ジュース」で起用していたマイケル・キートンをブルース・ウェインに抜擢したことで、コミック・ファンからイメージが違うと批判を浴びることになるが、公開後は好意的に受け入れられたよう（^^;)

89年全米館主協会から、「ディレクター・オブ・ザ・イヤー」の名誉を受ける。

07年、ベネチア映画祭で名誉金獅子賞を受賞する。

　現実と幻想を織り交ぜた独特の世界観。

私の大好きな「シザー・ハンズ」や「バットマン」はまさしくそんなバートン・マジックに完璧にマッチした作品だった。