映画『ジョン・カーペンターの要塞警察』レビュー ★★★☆

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あらすじ

 ストリート・ギャングが横行するロス郊外のアンダーソン地区、警部補のイーサン・ビショップ(オースティン・ストーカー)は初仕事として、そのアンダーソン地区から移転中の警察署の臨時署長に任命される。

おおかたの引越しが終わった署内には、後片付けの女性二人の他は、警官が一人いるきりだった。
その引越しも明朝には片付き、一晩だけの任務のはずだったが、そこへストリート・ギャングに追われた男が逃げ込んでくる・・・。

作品データ

  • 製作年/製作国/上映時間:1976年/アメリカ/90分
  • 監督:ジョン・カーペンター
  • 脚本:ジョン・カーペンター
  • 音楽:ジョン・カーペンター
  • キャスト:オースティン・ストーカー/ダーウィン・ジョストン/ローリー・ジマー/マーティン・ウェスト

レビュー

 鬼才ジョン・カーペンター監督の初期の傑作『ジョン・カーペンターの要塞警察』を観る。
「ハロウィン」で注目される前の作品であり、未公開作品でもあるということで、この作品を見ることは、デビュー作の「ダーク・スター」に並ぶ、カーペンターファンを自称するものにとってひとつのあかしのような作品なのだ。

 オープニングからビートを刻むカーペンターのカッコイイ音楽に、早くも胸が躍る。
ストリート・ギャングに囲まれた絶体絶命の警察署に、偶然護送されてきた凶悪犯という最高のシチュエーション。
カーペンター作品のすべてにいえることだけど、導入部はどれもピカイチで、観ているもののハートをガッチリ掴んで離さない魅力に溢れている。

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 そして暗闇からわらわらとあふれ出してくるストリート・ギャング達の恐怖演出に、投げ渡されたショットガンを受け取るや否やぶっ放すカッコよさ(まあ、このシーンは大ファンでもあるハワード・ホークスの「リオ・ブラボー」へのオマージュらしいけど・・・)。

 主人公は当然オースティン・ストーカーが演じる警部補のビショップなんだけど、裏主人公というんだろうか、抜群の存在感をみせるダーウィン・ジョストン演じる凶悪犯のナポレオン・ウィルソンのキャラクターが抜群にいい。
時に激しく時に泰然とし、凶悪犯なんだけど物腰が上品であり女性にも優しいという、カッコよすぎるほどカッコイイ役なのだ。
そしてこのキャラクターはカーペンターファンなら一目瞭然、「ニューヨーク1997」のスネーク・プリスキンへと受け継がれる。

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そして逆境の中でも、一番肝っ玉が据わっていたアネゴのリー(ローリー・ジマー)の姿は、ただの棒立ちのシーンにさえ凄みを感じさせる。
そう、監督に脚本と音楽も手がけたジョン・カーペンターが描く世界は、最後まですべてにおいてカッコよくそしてシビれるほど素晴らしい。

評判通りカーペンターファンには絶対に外せない作品でした(^^)

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このレビューをアップした時点で、残念ながらPrime videoでは配信されていません。(2022/08/13)

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