映画『ゴースト・ハンターズ』レビュー ★★★

出典元:https://www.amazon.co.jp/

あらすじ

 大型トラックのドライバー・ジャック・バートンは、サンフランシスコのとあるチャイナタウンの市場で、運んできた荷物を下ろした後、友人のレストラン経営者ワン・チーと朝まで賭博で盛り上がる。

大勝ちしたジャックは、ワンにお金を請求するが、ワンの婚約者ミャオ・インがこのあと中国から空港に到着するので、迎えにいくまで待ってくれと言う。
ジャックは仕方なくワンと一緒に空港へ行き、ミャオを待っていると、いきなりチンピラのような男たちにさらわれてしまう。

急ぎ大型トラックでミャオを乗せた車を追跡するが、途中で見失ってしまう。
ワンは3人組が闇の組織ホワイト・タイガーの一員だといい、チャイナタウンにあるアジトへ向かうようにジャックを道案内する。

 チャイナタウンの奥深く、トラックで道幅ギリギリの路地まで入り込んだその時、向かいから葬式の集団が歩いてきた。
すると行き場を失ったジャックたちが乗るトラックの横を、今度は黒づくめの刃物を持った集団が現れ、あっという間に二つの集団は大乱闘となる。

トラックの中でどうすることもできずいると、抗争のまっただ中に緑色の光が輝き、そこに編み笠をかぶった謎の男3人組現れ、集団をまとめて攻撃してきた。

ジャックはすぐにトラックを発進させるが、前方に現れた大男ロウ・パンをひいてしまう。

慌ててトラックを降りたジャックの目の前に、ひいたはずのロウ・パンは平然と立ち、いきなり目と口から青白い光を放つ・・・。

作品データ

  • 製作年/製作国/上映時間:1986年/アメリカ/99分
  • 監督・音楽:ジョン・カーペンター
  • 脚本:ゲイリー・ゴールドマン/デヴィッド・Z・ワインスタイン
  • キャスト:カート・ラッセル/キム・キャトラル/デニス・ダン/ジェームズ・ホン

レビュー

 「ニューヨーク1997」、「遊星からの物体X」に続き、ジョン・カーペンター監督とカート・ラッセルが3度目のタッグを組んだ『ゴースト・ハンター』を久しぶりにBlu-rayにて鑑賞。

前2作はホラーとサスペンス色の強い、緊迫するアクション作品だったが、今回は全く違うアクション・コメディというぐらいのドタバタだ。
カンフーや魔術に怪物まで現れ、全部混ぜてみましたっていうような作品になっている(^^;)

 大型トラックのドラバーのジャックが、友人のワンの婚約者がある組織によってさらわれたことにより、2000年前に肉体を封印された闇のボスのロウ・パンとの戦いに巻き込まれていく。

ロウ・パンのしもべの”嵐の3人組”や、ロウ・パンを倒すことを指名としていた魔術師のエッグ・シェンとか、登場するキャラクターがとてもユニークで面白い。

さらに鮮やかなカンフーの技や、SFXを駆使した魔術での戦いが息つく暇も無く続いていくので、観ている間ずっとテンションが上がっている。

 まず始まって10分ぐらいのところで、二つの勢力がぶつかり合うまっただ中に、緑色の光が爆発する中から、そして空から降りてくるとか、ありえないシチュエーションで現れる”嵐の3人組“と呼ばれる男たちが登場するシーンが、本作の一番の見せ場であり、私が一番好きなシーン。

3人が一人づつ、カンフーの型を颯爽ときめ、どや顔がどアップになるという、もうこのシーンが最高にいい!

見終わった後もこのシーンだけ何度も観ちゃいます(^^)

ただカーペンター作品は前半の見せ場から後半にかけて、徐々に尻つぼみになっていくというパターンが多いんだけど、本作も残念ながらその傾向は免れないかなあ(^^;)

それでもカーペンターの前2作とは正反対のコミカルなキャラクターとなった、とにかく勢いだけで、なんにでも衝動的に行動するジャック・バートンを、喜々として演じるカート・ラッセルは、観ているだけで楽しい。

またさらわれたミャオを救出するため、ロー・パンのアジトにみんなで侵入するんだけど、そのみんなもジャックと同じ行き当たりばったりの勢いだけで行動するもんだから、常に空気がわちゃわちゃしてて、微笑ましいんですよね。

当時はジャッキー・チェンのカンフー映画で1984年「プロジェクトA」、1985年「ポリス・ストーリー」とかが公開されヒットしていたので、カーペンターがカンフーをいち早くアメリカ映画に取り込んだのかは知らないけど、目の付け所、さすがです。

あと今回調べたらカーペンター監督、音楽は自分で作曲したりするのは知ってたけど、なんとエンディングでは自らボーカルをやっていました。

それを知り、再度エンディングを観たけど、歌声を知らないので結局よく分かりませんでした(笑)
歌ってたんでしょうね。

特典映像のメイキングについて

 Blu-rayの映像特典で、監督のジョン・カーペンターが
”アメリカの感性と中国の神話を合体した作品だ”
と語っていた。
これはかなりのチャレンジ作品です。

最後にこれもメイキングの映像からなんだけど、カート・ラッセルが「もとはとれるさ」と言ってるところがあったんだけど、これはどういう意味かな(爆)

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このレビューをアップした時点で、残念ながらPrime videoは配信されていません。(2022/09/25)

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