あらすじ
高校卒業を間近にひかえ、ヴァンパイアになる事を望むベラ(クリステン・スチュワート)と、
人間のままで人生を謳歌して欲しいエドワード(ロバート・パティンソン)は、お互いの気持ちを確かめ合う。
一方シアトルでは謎の殺人事件が連続して発生し、エドワードの姉のアリスは、カレン家に恋人を殺され執拗にベラを狙っていたヴィクトリアが、近くにいることを予知する。
ベラを守るため、宿敵同士だったバンパイヤ族とオオカミ族は力を合わせることに・・・。
作品データ
- 製作年/製作国/上映時間:2010年/アメリカ/125分
- 監督:デヴィッド・スレイド
- 脚本:メリッサ・ローゼンバーグ
- 原作:ステファニー・メイヤー
- 音楽:ハワード・ショア
- キャスト:クリステン・スチュワート/ロバート・パティンソン/テイラー・ノートナー/アシュリー・グリーン
レビュー
女子高生とバンパイアの青年との禁断の恋を描く、ステファニー・メイヤー原作の大ヒットシリーズ「トライライト・サーガ」の第3弾『エクリプス/トワイライト・サーガ 』を観る。
世界中の10代の少女達に熱狂的に支えられるというこのミーハーなシリーズ、なぜか私もツボで第一作目からちゃんと見ている(^^)
オープニングすぐに、花畑でラブラブ度全開でイチャイチャするベラとエドワードの姿に苦笑いしつつ、これこれ!これが「トワイライト・サーガ」だね、なんてみょ~に楽しくなってくる。
今回はベラを守るために恋敵でもあるエドワードとジェイコブが、なんと嫌々ながらも協力するっていう驚きの展開が待っている。
そしてそんな二人の男をわざとではないだろうが、鮮やかに手玉に取る、ベラのお互いの嫉妬を燃え上がらせる悪の所業は、見ていてもはや笑うしかない。
特に今回のエドワードに対する仕打ちは峻烈で、ベラといちゃつくシーン以外これといって活躍するシーンもないことから影も薄く、彼にとって試練の作品となっている。
ますます混迷を深めるこの三角関係の行方に、今回も気分はうれし恥ずかしトワイライトだ(^^)
といっても、このシリーズの魅力はこのいちゃいちゃする純愛の話だけではもちろんない(笑)
バンパイヤ達の超人的な動きを、スローモーションを織り交ぜながらみせる華麗なアクションシーンや、オオカミ族も入り乱れる迫力の戦闘シーンなどが、実に丁寧に作られているところ。
それに加え、本作では今更だけど、各キャラクターたちを掘り下げるエピソードがそれぞれ挿入されており、ますますお気に入りのキャラクターに愛情を注ぎ込んでいけるという仕掛けが施されている。
このシリーズ、やはり面白い!
しかしなんと本作は第31回ゴールデンラズベリー賞の9部門にノミネートされてしまう(^^;)
受賞こそシャマランの「エアベンダー」に独占されたが、ただひとつだけジャスパー役のジャクソン・ラスボーンが、悲しいかな「エアベンダー」でもノミネートされており、見事最低助演男優賞を受賞してしまう。
まあこの作品が私にとって面白いっていう評価には、何の変わりもないんだけど、そうでない人も・・・多いんでしょうねえ(^^;)
この「トワイライト」シリーズは、このあと「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1」「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2」と続き、全5作で完結する。
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