映画『幸せなひとりぼっち』レビュー ★★★★

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あらすじ

 店のレジでクレーマーのように店員に大声で絡むオーヴェ(ロルフ・ラッスゴード)。
自宅のある共同住宅地では車の走行禁止やら門の戸締り、さらに犬のおしっこにまで厳しく叱責するオーヴェの姿を、住人たちは疎ましく見つめていた。

 そんなある日、59歳になるオーヴェは、長年務めてきた鉄道会社に突然解雇を通告される。

とどまらない怒りと、先立ってしまった妻を想い、ついに人生に終止符を打つ決心をするオーヴェ。
天井からぶら下げたロープに首を通そうとしたその時、隣に新しい家族が引っ越してくる・・・。

作品データ

  • 製作年/製作国/上映時間:2015年/スウェーデン/116分
  • 監督・脚本:ハンネス・ホルム
  • 原作:フレドリック・バックマン
  • 音楽:グーテ・ストラース
  • キャスト:ロルフ・ラッスゴード/バハール・パルス/イーダ・エングヴォル/フィリップ・バーグ

レビュー

 スウェーデンの小説家フレドリック・バックマンの大ベストセラーを映画化し、本国スウェーデンで興行成績歴代3位の大ヒットを記録した『幸せなひとりぼっち』を観る。
さらに日本をはじめ世界中でロングランのヒットとなった本作は、第89回アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされた。

私がこの作品を発見したのは、あるテレビ番組で紹介され予告編だった。
これはもう絶対に面白いと確信する。

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 物語は偏屈な頑固爺さんが、思いがけず出会った人達によって、少しずついいひとになっていくという、まあよくある話である。
よくある話なんだけど、やっぱり最後に待っているだろう心温まるシーンを期待して、観てしまうんだよね~。

 そして見終わった今、しばらく続く幸福感に浸っている(^^)
久しぶりにすぐにもう一回観直したいと思わせてくれる作品だった。

やっぱりおじいちゃん映画ははずさないなあ(時々ははずれもあるけど・・・^^;)。

 人生は理不尽である。
幸せと背中合わせのように存在する苦しみや悲しみ。


物語を劇的にと、作り手の盛り付けが過ぎるという引っ掛かりはあるが、オーヴェの人生に常に“死”というワードが付きまとう。

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しかしこの作品はそんな重いワードを忘れさせる、ユーモアと温かさで溢れている。
絶望の淵にいてなお、人生は生きるに値すると囁いてくる。
そして人は一人では生きていけないもの。

人とかかわることで生まれる新たな絆は、閉ざされた心の壁を溶かし、新たなる一歩を踏み出すパワーを与えてくれる。

 日本の現代社会では、こんな温かいコミュニティはただのノスタルジーという名の遺物かもしれないけど、誰もがその心の奥で欲しているものなんじゃないだろうか。

ただ、ふと自分のご近所のことを考えてみると、仕事終わりで家に帰ってきたとき、毎回隣の家の飼い犬が狂ったように吠えまくってるシーンがまず浮かんできたけどね(笑)

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幸せ感をそっとおすそ分けしたくなる素敵な作品でした。

最後にひとつ、ノルウェーでは59歳ってあんなにおじいちゃんなのだろうか?

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妻に先立たれ、さびしさと悲しみに耐えきれなくなった中年男性オーヴェは自殺を思い立つ。

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