映画『リーサル・ウェポン2 炎の約束』レビュー ★★★★

出典元:https://www.amazon.co.jp/

あらすじ

 ロサンゼルス市警察の殺人課刑事マーティン・リッグス(メル・ギブソン)と相棒のベテラン刑事ロジャー・マータフ(ダニー・グローヴァー)は、ある夜猛スピードで逃走する二台のBMWを追跡していた。
 一台は警察により取り囲んで追い詰めたが、突然現れたヘリコプターに容疑者達が乗り込み、逃げられてしまう。
残りの一台は銃を乱射して逃走するが、リッグス達の追跡により、店のウィンドウを突き破り横転する。
急いで駆けつけたリッグスだったが、運転席にはもう誰もいなかった。
そして車のトランクにいるかもと銃を構えた瞬間、中から大量の金貨が流れ落ちてきた。

 一方逃げ延びた男は、ボスと思われる男に状況を報告するが、金貨を失ったことでヴォーステッドと呼ばれた男に始末されてしまう。
そして男はこの事件の担当者であるマータフに、捜査を止めさせるようにしろと、ヴォーステッドに命じる。

深夜自宅のベッドで眠っていたマータフと妻のトリッシュは、突然現れた覆面をかぶった男達によって、テープで拘束され脅迫される。

その後二人はFBIの要請で、担当を外され麻薬事件の重要証人となる銀行員レオ・ゲッツの護衛を命じられる。
レオは麻薬組織が儲けた裏金を、合法化させてきたと、護衛のためホテルの一室にやってきたリッグスとマータフに得意げに喋るが、そこに暗殺者が現れ、もみ合ううち窓から暗殺者とリッグス、そしてレオともども窓を突き破り、屋外のプールへ落下してしまう。

暗殺者は逃走したが、命を救われたレオは、取引をしていた組織のボスの情報を告白し、その男がいた家へ2人を案内する。

さっそく同僚の刑事たちとボスの邸宅へ踏み込むが、最後に現れた男は、南アフリカ総領事のラッドと名乗り、自分は治外法権に守られており、逮捕も交流もできず、交通違反の切符さえ切れないとうそぶく。

作品データ

  • 製作年/製作国/上映時間:1989年/アメリカ/114分
  • 監督:リチャード・ドナー
  • 脚本:ジェフリー・ボーム
  • 音楽:エリック・クラプトン/マイケル・ケイメン/デイヴィッド・サンボーン
  • キャスト:メル・ギブソン/ダニー・グローヴァー/ジョー・ペシ/パッツィ・ケンジット

レビュー

 ロサンゼルス市警察の家庭思いのベテラン刑事マータフと、命知らずで無鉄砲なリッグスの正反対な二人が、力を合わせて麻薬組織を壊滅させた大ヒット作品「リーサル・ウェポン」の続編、『リーサル・ウェポン2 炎の約束』をBlu-rayにて鑑賞。

 南アフリカ総領事のラッドは、治外法権を悪用し、国際的な麻薬シンジケートの黒幕として、麻薬取引により莫大な金をかき集めていたが、正体を暴いたマータフとリッグスの執拗な捜査により、追い詰められていく。
ラッドは警察の捜査を止めさせるために、同僚の刑事達を次々と暗殺するという暴挙にで、マータフとリッグスは警察の威信と、愛するもの達のために力を合わせて闘う。

スピーディーなストーリー展開のなか、オープニングのカーチェイスから、ヘリコプター3機との銃撃戦など、とにかく作品を象徴する痛快な見せ場の連続で、目が離せないほどのボリュームに、湧き上がる興奮が止まらない。

そしてそのアクションシーンで、素晴らしいタフさとカッコよさを爆発させる、メル・ギブソンの熱い演技が光る。
ビルの高層階からプールに落ちていくとか、車のフロントにしがみつくとかは、当然スタントマンだろうが、逃走する車を、全力で追いかけて走るメル・ギブソンの姿は、トム・クルーズにも負けない躍動感で魅せる(^^)

さらにリチャード・ドナー監督の、アクションシーンにかけるこだわりがまた素晴らしいのだ。
この頃のアクション映画となると、すぐにヘリコプターを登場させるパターンが多いんだけど、リッグスの海岸にあるトレーラーハウスを襲撃するのに、なんと3台のヘリコプターを飛行させ、大量の爆竹を使い、3分間のシーンを収録するのに深夜4,5日かかかったと、特典映像でリチャード・ドナーが語っていた。

そうそう、今回は前作に比べてアクションシーンも手が込んでいたが、コメディ度がかなりアップしていた。
妻の車だから大事に扱えってマータフが行ってる先から、強引な運転で車体をこすったりぶつけたりするリッグスとか、娘のTVのCMシーンとか(笑)
リッグスに振り回される、ダニー・グローヴァー演じるマータフの、あきれたり困ったりする表情がまたいいんだよね。
そしてジョー・ペシ演じるレオ・ゲッツと二人が交わすテンポいい会話シーンとか、ずっとクスクスと笑っていた。
好評を受け、レオ・ゲッツはシリーズ3,4にも出演することに(^^)

そしてこの男臭い作品に、パッと明るい日差しと甘い香りをもたらしてくれた、リッグスの新たな恋人役の総領事秘書リカを演じたパッツィ・ケンジットのキュートさ。
本作で唯一不満があるとすれば、彼女の扱いが雑だったこと。
彼女が演じるリカは、リッグスの怒りをさらに上げるためにあてがわれただけの役になってしまってて、できればもっと丁寧に描いて欲しかった。

思えば彼女を最初に観たのは、1986年の「夜のヒットスタジオ」にエイスワンダーのボーカルとして登場し、「ステイ・ウィズ・ミー」を披露した時で、とても可愛かったのを覚えてます(^^)

そのTV出演から3年後に本作に出演し、ここからさぞかしハリウッドで大活躍するだろうなあ、なんて楽しみにしてたんだけど、作品に恵まれなかったのか、以降スクリーンでほとんど観ることがなくなりましたねえ。

リッグスの恋人役として、以降のシリーズ作品にも出演してたらと思うと、ほんとに残念。

そして一番の見所は、やはりリッグスとマータフ二人の熱い友情。
マータフの自宅のトイレに爆弾が仕掛けられ、爆弾処理の際、座りっぱなしのマータフを気遣い、一緒に残る言うリッグスを見つめるマータフの眼差しや、ラストでマータフに向けてリッグスが心から語った言葉など、命を分かち合う二人の友情が胸を打つ。

そこに流れるデイヴィッド・サンボーンの泣きのサックス、もう完璧。

今観ても、全く色あせない刑事ものバディムービーの傑作です。

 Blu-rayの特典映像は、サーフボードが車に突っ込むアクションシーンの短いメイキングと、これは編集でカットされるだろうなっていうぐらいの未公開シーンに予告編ぐらいで、俳優のインタビューシーンもなく、ちょっと残念だったなあ。

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