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映画『トイ・ストーリー3』レビュー ★★★★☆

出典元:https://www.amazon.co.jp/

あらすじ

 ウッディやバズ達おもちゃと夢中で遊んでいたアンディも今や大学生となり、ついに家から出て行く日がやって来る。

アンディは引越しの準備とあわせて、おもちゃたちを屋根裏に仕舞うはずだったが、ママの手違いにより保育園に寄付されることになってしまった・・・。

作品データ

  • 製作年/製作国/上映時間:2010年/アメリカ/103分
  • 監督:リー・アンクレッチ 
  • 脚本:マイケル・アーント
  • 音楽:ランディ・ニューマン
  • キャスト:トム・ハンクス/ティム・アレン/ジョーン・キューザック/マイケル・キートン 

レビュー

 ピクサーを代表する大ヒットシリーズの待望の第3弾『トイ・ストーリー3』を観る。

見る前からあちこちで絶賛の嵐であり、これはもう見るしかないということで、2に引き続き劇場にて鑑賞することに。

今回はどういう訳か予告編も全然目にしておらず、噂の絶対泣いてしまうというラストもまったく予想できず、ある意味最高の環境で見ることができた(^^)

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 前作から10年を経過し、なぜ今ピクサーは「トイ・ストーリー」の続編なのか、なんて思ったりしたけど、さすがピクサー、多分これで終わってしまうだろうこの「トイ・ストーリー」に、最高のフィナーレを用意してくれていた。

なんて素敵なラストシーンなんだろう。

3Dメガネの隙間から伝って流れ落ちる涙の、なんという心地よさ。

今回は笑いの方もパワーアップしており、かえって大人の方が笑っちゃうっていうようなシーンも。

なんといっても新しく登場した人形のケンがねえ、いい味出してた。

バービーの前で踊るファッションショーのシーンなんか、もう爆笑だった。

そしてバズのスペインバージョン、参りました(^^)

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 おもちゃたちと一緒に遊んだ楽しい日々の回想ビデオのシーンから始まり、これは泣かされるぞ~なんて思っていたところに、保育園の子供達にめちゃくちゃにされたり、ゴミ捨て場で処理されそうになったりと、もっとしっとりした展開を予想してたのに、どんどんダークな世界へと巻き込まれていった。

とにかくもうハラハラドキドキを超えて、おもちゃたちをこれ以上苦しめないでっていう気持ちになり、見ていて辛かった。

まるで「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」を見た時のように、なんだか予想を裏切られたような暗さに、これは1,2の方が明るくて面白かったなあ、なんて思ってしまった。

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そして確信犯的というか、この試練をアンディに会いたいという一途な想いだけで、懸命に乗り越えていく健気なおもちゃたちの姿があってのこのラストだったので、もはやあの優しさに溢れたシーンを涙なしで見ることはできなかった。やられた~!

確かになんて切ない別れなんだろうと泣いてしまったんだけど、それ以上に知らないうちに心の奥にしまいこんでいた、何かに夢中になること、何かを大切に想うことの喜びや楽しさを、ノスタルジーと共に思い出させてくれたことで、胸が締め付けられるほどの切なさを感じることができた作品だったと思う。

今思い出してもちょっとウルッてきちゃいそう。

帰ってすぐに1を見て、次の日に2も見てしまった。

すると無性にウッディの人形が欲しくなり、勢いでAmazonで買ってやろうと思ったんだけど・・・、ちょっと高かったので今回はやめとこっかなあ(笑)

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