あらすじ
大学時代に恋人同士だったジュリアン(ジュリア・ロバーツ)とマイケル(ダーモット・マルロニー)は、そのまま親友関係となり9年が過ぎ去ったある日、ジュリアンは突然マイケルから4日後に結婚すると告白される。
動揺する気持ちにやっと自分がマイケルを愛してたことを確信し、なんと結婚の邪魔をしてマイケルを取り戻そうと考えるが・・・
作品データ
- 製作年/製作国/上映時間:1997年/アメリカ/123分
- 監督:P・J・ホーガン
- 製作:ジェリー・ザッカー
- 脚本:ロナルド・バス
- 音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
- キャスト:ジュリア・ロバーツ/ダーモット・マルロニー/キャメロン・ディアス/ルパート・エヴェレット
レビュー
この映画ほんと大好きで、私の好きな映画ランクでもいつも上位です。
とにかくここまで作品のキャラクターに、出演者のすべてがはまり役だったというのも珍しいです。
まず数々の策略をめぐらし、意地悪を繰り返す嫌な女ジュリアンをジュリア・ロバーツが演じます。
この役はヘタをすると主役でありながら反感を買う難しい役どころだったけど、そこはさすがジュリア・ロバーツ。
どんなに意地悪を繰り返そうと憎めないというか、取り戻そうと必死な姿がいじらしく、墓穴をほる姿はどこか切ないです。
ガハハ笑いも健在です(笑)
っていうか、どうしてこのひとはこんな下品な笑い方をするんでしょうね。(爆)
そしてライバルの婚約者キミーをキャメロン・ディアス。当時は『マスク』のイメージが強く、セクシー路線で行くのかと思いきや、とってもキュートな役を演じており、役ぴったりの育ちのよさが伺われてかなり高感度アップです。
カラオケのシーンでのその可愛らしさは「ジュリア、やっぱあきらめた方がいいよ」なんて思わせるほど圧巻です。
そして本作をさらに盛り上げた男優陣の二人。
この二人をキャスティングしたことが、この作品を成功させた一番の要因であったと私は言い切ります!(キッパリ)
ジュリアンの元恋人マイケルをダーモット・マルロー。
最近のイケメンだかなんだか女ったらしの男優たちと一線をかくす、にじみ出る誠実なオーラ(笑)
ちょっと代わりの俳優が浮かびません。
そして今回一番おいしかったであろう、ジュリアンの親友のゲイのジョージをルパート・エヴェレット。
その物腰のスマートさにセンスのよい着こなし、ほんとにゲイなんじゃないかと思ってしまいます。
一番好きなシーンは、ジュリアンとマイケルがおそらく二人っきりになるのは最後だろうと語り合う船上のシーン。
ここのセリフも大好きです。人生一期一会だな、なんて改めて感じました。
ちょっぴり切なくて、それでいて爽やかなラストシーンも忘れられない名シーンですね。
本作のサントラも、作品を素敵な空気に包み込んでくれています。
私はオープニングで流れるアニー・ディフランコの「ウィッシュ・アンド・ホービン」を、いまだに聞いています。
あとBlu-rayの特典映像がおすすめです。
約49分程もあり、貴重なメイキングもあり、なかでもジュリア・ロバーツが試着するときに、豪快にひっくり返ってしまうシーンは必見です(^^)
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