あらすじ
音楽業界で活躍する63歳のハリー・サンボーン(ジャック・ニコルソン)は、30歳未満の女性が恋愛対象の結婚経験ゼロの裕福な独身プレイボーイ。
現在は、一度の結婚経験のある独身の54歳の人気劇作家エリカ・バリー(ダイアン・キートン)の娘マリン(アマンダ・ピート)と付き合っていた。
そんなある日、ハリーはエリカの所有する海辺の別荘でマリンと過ごすために訪れるのだが、そこで突然の心臓発作に見舞われてしまう。
何とか一命は取り留めたものの、医師(キアヌ・リーブス)の指示で、エリカやエリカの妹ゾーイ(フランシス・マクドーマンド)の世話になりながら、療養の為そのまま別荘にしばらく滞在させられる破目になる。
作品データ
- 製作年/製作国/上映時間:2003年/アメリカ/128分
- 監督・脚本:ナンシー・マイヤーズ
- 音楽:ハンス・ジマー
- キャスト:ジャック・ニコルソン/ダイアン・キートン/キアヌ・リーブス/フランシス・マクドーマンド
レビュー
ダイアン・キートンとジャック・ニコルソンの豪華キャストで贈る、熟年カップルのラブ・コメディ作品『恋愛適齢期』をBlu-rayにて鑑賞。
ナンシー・マイヤーズ監督は、2003年のメル・ギブソン主演の「ハート・オブ・ウーマン」の大ヒットに続き、本作も全米で1億ドルを超える大ヒットを記録する。
とにかくこの主演の二人の演技は素晴しいの一言。
セリフやちょっとした仕草のなんとナチュラルなこと。
特にダイアン・キートンは、これも私の大好きな映画『赤ちゃんはトップ・レディがお好き』の頃からはちょっとお歳を召されたようですが、あの頃とまったく変わりなくキュートです。
本作で見事ゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞しています。
かたや怪優ジャック・ニコルソンの方は、あの強面でホラー映画ではなく「恋愛小説家」などなぜかラブ・コメ作品に出演しては、なにげにいい味を出してますよね(笑)
私の一番好きなシーンは二人で海岸を散歩するところ。
演技をまったく感じさせないさりげない会話。
どれもとっても素敵なシーンです。
ただ納得いかない問題点が一つ。
そんな素晴しい演技を見せる超ベテランの二人に、なぜにあんな体当たりというか捨て身のシーンが必要だったのか?
ジャックのお尻はまだ許せますが、ダイアン・キートンの・・・(爆)
それからキアヌ・リーブスも出演しており、相変わらず演技は硬く不器用ですが(主演の二人があまりにも完璧な演技をするので余計そう感じてしまうのだが)、ラスト近くのパリのレストランでみせる表情は最高でした。
ちょっと見直してしまいましたよ、キアヌくん(^^)
この映画ところどころでストーリーの流れが、んっ?て感じてしまうことがあったんだけど、DVDの特典でその訳がわかりました。
時間を2時間にまとめるために、45分位カットされてるみたいです。
中にはジャックが歌う未公開シーンもありました。
なんてもったいない・・・。
恋愛に適齢期なんてない。
年齢に関係なく、恋した時が適齢期。
ダイアン・キートンとジャック・ニコルソンのとびっきりの演技に酔いしれてください。
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