男優『ニコラス・ケイジ』おすすめ出演作品

　1964年1月7日、米・カリフォルニア州ロングビーチ生まれ

　父は大学の学部長、母は元バレエ・ダンサー、そして叔父がフランシス・コッポラ監督という、映画界の超名門の出。

15歳で高校を中退し演劇学校に入り、82年「初体験リッジモント・ハイ」で映画デビューを果たす。

最初は「赤ちゃん泥棒」(87)や「月の輝く夜に」(87)そして極めつけは「ワイルド・アット・ハート」(90)で演じたような、情けない役ばかりで、そのダメ男がピッタリとはまっていた。

そんな中、95年にマイク・フィギス監督の「リービング・ラスベガス」で、見事第86回アカデミー賞の主演男優賞を受賞する。

　ただこの受賞がきっかけになったのか、出演作品の路線ががらりと変わってしまい、「コン・エアー」(97)、「フェイス/オフ」(97)のような、カッコイイ役・ヒロー役を演じるようになる。

私的には前半の情けない役がもう定着してしまっているので、ここからのニコレス・ケイジにはかなりの違和感を感じることになる（笑）

　情けなくて、追い詰められるともうパニックになって喚きだす、そのイカレぶりが好きだったんだけど、そんな順風満帆だった彼のキャリアが、2010年頃から影を落とすことになる。

「魔法使いの弟子」(10)、「ゴーストライダー2」(11)で興行的に失敗し、ここらあたりからオファーも減ってしまい、加えて実生活においても生来の浪費家で、同時期に多額の借金を抱えることに。

図らずもそのダメ男ぶりは地だったことが判明する(^^;)

ただその借金も、動画配信の映画に数年間で46本という、手当たり次第に出演したことで見事完済したとのこと。

そのダメ男ぶりをメジャー映画にも発揮して、いい作品にもっともっと出演して欲しい俳優さんです。